2009年度 第07回チャペルアワー

●日本バプテスト連盟京都教会 牧師 大谷 心基先生
●テーマ:「アホになれる賢さ」
●内容:
 賀茂川の近くに日本バプテスト京都教会はある。11年前から橋のところで10人のおじさんとおばさんが生活しており、みかんを届けたところからお付き合いが始り、それがホームレス支援活動につながった。
 先生の体験から、「アホになれる賢さ」について語られた。
 最近頻発しているホームレスへの暴力がまったく報道されていない現状。昨日も通り魔事件が起こり包丁で太ももを刺された。暴力を受けたり花火を打ち込まれたり石を投げられたりすることが多発している。見てみぬ振りをする社会がある。
 1995年10月18日朝8時11分に道頓堀殺人事件の例をあげ、通勤時間にも関わらず誰も助けようとしなかった事実を語られた。その時の人間の心を分析された。「ホームレスの人間だ・・自分には関係ない」「計算された賢すぎる行動?」それしか出来ない人間の姿を語られた。また、神戸の震災のときの人々の反応も同様で、皆が自分達の利益だけを考え、自分の安心と肩書きと経済的安定を確保し、目の前で苦しんでいる人を助けようとしない社会。そんな「賢い」人間がほとんどであり、またご自分もその一人であることを恥じ、だから世界は平和にならないとおっしゃられた。
 マタイの福音書 第27章42節。この時イエスは、国を騒がせ秩序を乱したから殺してしまおう、と十字架につけられてしまった。そして、十字架から自力で降りてきたら信じてやろうと偉い人たちが言った。しかしイエスは、他人を救うが自分は救わなかった。私たちの神様は「アホなんです」。神様は、女、子ども、老人、病人と苦しんでいる人が居たらすぐに助ける。

2009年度 第05回チャペルアワー

●カトリック聖母保育園 井口 理嵯先生(京都保専卒業生)
●テーマ:「愛に生きる」
●内容:
 先生の勤務先であるカトリック聖母保育園で大切にされている保育の目標は「キリストの愛にならい神の子である一人ひとりを大切にする」です。
 実際の保育の中では「けんか」や「雑巾がけ」などでも、愛をもって子どもと向き合い子ども自身に問いかけていくことで、その子ども自身が持つ「優しい心」「思いやる心」を引き出すよう心がけていらっしゃるそうです。
 子ども主体の保育という点でも、子ども自身が一つひとつ感じ取り、自分で考えて行動すること促されていらっしゃるそうです。
 先生の保育現場の体験を通して、保育者として目に見えるものにとらわれるのではなく、見えないところに意識を向けながら関わることが大切だとのお話をしてくださいました。

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