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 「隣人となる」山下 茂雄先生

2018年10月10日(水) 「隣人となる」
本日の聖書:ルカによる福音書10章25〜37節
お話:かがわ子ども・子育て支援センター 神愛館 館長 山下 茂雄 先生

山下先生は長年、香川県の乳児院において人に寄り添う想いで携わっておられます。
先生は穏やかな笑顔で学生さんたちに問いかけられます。
「乳児院で暮らす子どもにとって、乳児院に居る時だけの幸せな時間を考えていればよいのだろうか?」

先生は、虐待や養育が困難な実状等々で入所する子どもの様子や、家庭・社会の在り方を等身大で教えて下さいます。学生さんのレポートにも聞き取った入所理由やパーセンテージがたくさん挙げられていました。

その上で、被虐待者に対しても、裁く姿勢ではなく、その背景、援助の仕様を考えることが大切だと力説されます。
学生さんのレポートには、「それでも許せない」という想いをもつものや、「批判ではなく、『なぜ、してしまうのか』の方を考えることが大切」とストレートに受け取れるもの…様々にありました。

先生は、リアルな乳児院でのお話しと重ねて、本日の聖書「ルカによる福音書10章25〜37節」をもとに(困った事柄等に対して)「近寄って行ったらどうなるか」ではなく、「向こう側を通ったらどうなるか」を考えるべきであるとも語られます。

まずは一人でも多く、乳児院という所を知ってもらい、関心を持ってもらうことで何かが動き出す…特殊な案件ではなく、社会の問題として捉える視点を語られる姿が印象的でした。

先生、お人柄のにじむ言葉選び、ご配慮に感謝申し上げます。
実習に出る直前である学生さんたちにとって、保育奉仕者への想いを再認識出来た時間ともなりました。
ありがとうございました。(文責:専任教員 野之暢)

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2018年10月10日 09:24に投稿されたエントリーのページです。

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