2017年11月1日(水)「保育士として歩んでいく。これまでも、これからも」
聖書:マルコによる福音書4章30〜32節
お話:本学院卒業生/桂保育園 保育士 大井宜和 先生
【学生の感想より】
・保育士にとって「仕事を楽しむ」ことは何よりも大切だと思った。楽しい気持ちは子どもに伝わるし、逆に楽しくない気持ちも伝わるので、また楽しめるということは適度な余裕もあるということでもあるので、「仕事を楽しむ」という言葉は常に頭に置いておきたいと思う。
・「仕事を楽しんでいる?仕事を楽しまないと、楽しくない気持ちが子どもに伝わってしまうよ」という言葉を聞いて、苦しい時などでも何より仕事が楽しいと思うことが大事だということが素晴らしいと思いました。
・「手作りのものは絶対に喜ばれる」とおっしゃられていたが、自分も今回の実習で手作り絵本の読み聞かせを行ったが、本当に喜んでくれて私の宝物になったのでこれからも大切にしたい。
・たくさんのご指導をいただく中で時にはしんどくなってしまう時もあったと言うお話がありました。授業の中で保育実践をした際、たくさんのご指導やクラスの仲間からの意見をいただいた時悔しい気持ちでいっぱいになりました。そういう時に受け止める、受け入れる力の必要性を学びました。ご指導を頂けるということはとても有りがたいことだと思います。
・私も今、実習に行った後で、就職のことについて悩んでいます。本当に私に保育の仕事がやっていけるのだろうかと不安でいっぱいですが、大井先生の話を聞いて、少し心が軽くなりました。
本日は卒業生の大井宜和先生に現場の厳しさ、そして楽しさをご自分の体験を基にお話ししていただきました。私自身も大井先生が卒業してからそんな葛藤があったのかと初めて知る部分もありました。多くの学生は先生の“仕事を楽しむこと”という部分に共感したようです。仕事が楽しい、というのは色々な要因があって自分の気持ちだけでは難しいですね。この仕事を目指す学生が子どもや利用者の方々に優しく笑顔で接することを目指すのは当然ではありますが、今日の先生のお話で、対象者への関わりだけが特別ではなくて、職場の同僚との関わりも基本は同じなのだということ。それが仕事の楽しさにつながるということに気が付ける部分があったのではないかと思っています。
(専任教員:花岡 貴史)