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2017年06月 アーカイブ

2017年06月07日

「大切なのは『目に見ること』だけ?」

2017年6月7日(水)「大切なのは『目に見ること』だけ?」
聖書:マルコによる福音書 4章26~29節
お話:日本基督教団 紫野教会 牧師 ・紫野幼稚園 園長 渡邊大修先生

[学生の感想より]
・渡邊先生がおっしゃっていた様に、目に見える成長や関わりは保育をする上で当たり前のことであるが、目に見えない事柄は容易なことではない。キリスト教保育にはそれがあり子どもたちの心を読み保育するのは難しいことだが幼児期には大切な行いだと思う。
・目に見える事柄を伸ばせるように努め、喜びを共有し共に成長して行けるように努めることは大切ですが出来るように、伸ばせるようにということだけに一生懸命になるのではなく、目には見えない事柄心の育ちを養うことも大切なことだと学びました。
・目に見えないものを育てると、その子どもは心が豊かになる魅力的な子となると言う先生の言葉がとても印象的でした。目に見える成果を求めたり評価しがちだが、心を育てなければいけないとわかりました。これからしっかり勉強して行きたいです。
・今日の話をお聞きして目に見えない部分がきれいな人はすべてがきれいだと思った。乳幼児期の一番基礎を作る時期の関わりは、その人の一生に関わることくらい大きなことだと感じた。

 
 本日は渡邊先生から「大切なのは『目に見ること』だけ?」というテーマでお話しをしていただきました。物事は目で見える範囲で判断しがちになるが、特に乳幼児の発達では見えない部分の成長を見る力が求められるということでした。先生の職場である幼稚園に即したお話ではありましたが、何事も自分の目に見えている部分だけで全てが見えてしまっているように思ってはいけないという対人援助の基本を改めて考えることが出来ました。
(専任講師:花岡貴史)

2017年06月14日

「共に生きる」秋山 あゆみ先生

2017年06月14日(水) 「共に生きる」
聖書:ローマの信徒への手紙12章9〜15節
お話:本学院保育科 第45期卒業生/ペスタロッチ保育園 保育士 秋山 あゆみ先生

17年ぶりに会った秋山さんは…すっかりベテランの風格。
在学時はどこかはにかむような話し方でしたが、現在はキリスト教保育を通して子どもと共に驚きと発見を大切に日々を積み重ね、しっかりと前を向いてお話しされる姿が印象的でした。


1回生さんのレポートには「あだ名で互いを呼び、先生と子どもではなく、一人の人間として関わっている」保育に驚くものが多くありました。そして「生活=あそび」。トイレに行くことさえ楽しむ工夫が出来る視点に学びことが多かった様子です。
2回生さんのレポート。「保育士の楽しさを感じるお話だった。障がいのある子どもに対して個性の豊かさを大切にする事や、1つひとつの動作にもあそびを取り入れる事など工夫をたくさん聞けてよかった。保育は人なり。改めて感じた。指導とか、日常の過ごし方、子どもにどんな力を身につけて欲しいかだけでなく、子どものどんな顔が見たいかや、子ども同士のどんな関わりが見たいかも想像する事も必要だと知った。」


子どもとの活き活きとしたやりとりを弾ける笑い声と共に届けてくれてありがとうございました。あなたの活躍は在校生にとっても大きな目標のひとつになった様子です。
(専任教員 野之暢)

2017年06月28日

「笑顔を引き出す力」神田 美子先生 高谷 恵美先生

2017年6月28日(水)「笑顔を引き出す力」
聖書:コヘレトの言葉 3章9〜11節
お話:にこにこトマト顧問/神田美子先生 代表/高谷恵美先生

 本日は、京都大学付属病院小児科の子どもたちと、付き添いの保護者の方を対象に、「楽しく豊かな時間」をプレゼントされているボランティアグループ “にこにこトマト” の顧問の神田美子先生と、代表の高谷恵美先生に「笑顔を引き出す力」と題してお話をしていただきました。
 にこにこトマトさんは神田先生が娘さんのご病気、長い入院生活に寄り添われる中でその想いが与えられ、1995年より活動をされています。平日のほぼ毎日、70余名のメンバーの方が20余りのグループに分かれ、1ヶ月に1回、交代でボランティアをされています。その活動は読み語り、実験、造形、絵画などバラエティに富んで幅広く、時にはコンサートなどもされるそうです。活動は、入院されている子ども達やその親御さんにとって、また、病院にとっても大きな支えとなっておられることと思います。

 以下は学生の感想です。
 ・単に「優しい」と言っても、いろいろな捉え方がある。言葉がけが優しい人、相手を想って時には強いことを言う優しい人等、保育者として将来、単に「優しい人」ではなく保育者として、子ども達にどのような人であることが最も良いのか、改めて考えることが、神田先生のお話しを聞いてできました。にこにこトマトでは素晴らしい活動をされていることを知りました。誰もがイベントや楽しい活動があると嬉しいです。子どもたちならなお喜んでくれると思います。また、院内で活動されているので容易に入りやすく、とても素晴らしい活動だと高谷先生のお話しを聞いて思いました。人と人のつながりの大切さを感じました。
 ・高谷先生の、「病気にならなければ気づけなかった幸せに気づけた」ということばを聞いて、今私が普通に楽しく過ごせているこの環境も当たり前ではないと感じました。娘さんの病気、亡くなられたことはとても辛いことだと思うけれど、にこにこトマトとの出会いにつながっているのだなと思いました。何もないところからここまでいろいろな人が参加するものになるのはとてもすごいと思いました。このように、病気で苦しんでいる子どもの力になれることって、とてもステキだと思います。私も何かできることはあるかもしれないと感じることができました。
 ・神田先生がおっしゃった、「美しいと思えないなら美しくすればよい」という言葉が印象的でした。辛いことだけにとらわれないことは、とても大切だと思いつつも、目の前の事に精いっぱいになってしまいがちだと思います。広い考え方、自分自身のとらえ方はとても大切だと思いました。(娘さんが闘病生活を送られる中で、)「幸せのハードルが下がった」という高谷先生の言葉が心に残りました。ちょっとしたことだけでも、本当はとても幸せなことなんだなと考えさせられました。自身の経験を次は入院している多くの子どもたちにしてあげたいというふうに思えることはとてもすてきだと思った。また、そうやって人は繋がっていくのだと感じました。

 本日の聖書は、コヘレトの言葉 3章9〜11節。「…わたしは、神が人の子らにお与えになった務めを見極めた。神はすべてを時宜にかなうように造り(=新改訳聖書では「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」)、また、永遠を思う心を人に与えられる…」とあります。神様の計画の中でにこにこトマトさんの活動が誕生し、20年以上の長い間、多くの人の支えになっておられるのだと感じます。「笑顔を引き出す力」の原動力は、神様が与えて下さった“人と人のつながり”ということを学ばせていただきました。
 神田先生、高谷先生、本日はありがとうございました。(専任教員 山恭代)


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